グースバンプス モンスターと秘密の書 (Blu-ray)

■こんなモノを観た

B01BGIXRP4 Goosebumps [Blu-ray] [Import anglais]

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『Goosebumps』と言えばタドキストにとっては最早何の説明もいらない
子供向けホラー小説の大家 R.L. Stainさんの超有名シリーズです。
そのGoosebumpsが映画になって米国では2015年に公開されましたが、
やはりと言うか日本ではほとんど話題にもならず、
最近になってようやく『グースバンプス モンスターと秘密の書』という邦題で公開され、
DVD/Blu-rayも発売されました。

この映画は数ある『Goosebumps』シリーズの特定の作品がベースになっているわけでは無く、
むしろStainさん本人が主役になっているのが何より面白いところ。
そのR.L. Stain役は個性派俳優のジャック・ブラックが演じ、これがなかなかハマっています。
(本当のStainさんがこういう性格だとは思いませんが。(笑))
内容についてはあれこれ書くよりもこちらのトレイラーを見ていただくのが一番かと。



ドタバタなシーンが次から次へと繰り広げられるジェットコースターストーリーは
原作シリーズそのものですし、米国では知らない人はほとんどいないというベストセラー作家だけに、
Stainさんにとっては自虐的な台詞もポンポンと飛び出します。
例えば少年達の「R.L.Stain?最近聞かないな。」「もう消えたんだろ。」という会話には
ニヤリとさせられますし、彼等が本人の前で(本人とは知らずに)
「子供だましの本ばかりでしょせんスティーブン・キングにはなれなかった作家だろ。」
と言うのにカチンときて
「彼(キング)は私に憧れていたんだぞ。知らないと思うけど売り上げ部数は私の方が多いんだよ。」
と言い返すシーンは思わず爆笑してしまいました。
そんなこと言ちゃって良いの?と思ったのですが、
ラストでStainさんご本人が一瞬(それも台詞付きで)登場していますし、
彼自身も納得して楽しんでいるんでしょうね。

私としては『The Giver』のFiona役で可憐な演技を見せてくれたオデイア・ラッシュちゃんが
出ているだけでもう満足なのですが、主役級の登場人物は皆存在感を出していますし、
大人も楽しめる子供向けファミリー映画としてどなたにもおすすめです。


チャーリング・クロス街84番地 (DVD)

■こんなモノを観た

B00XP96V7O チャーリング・クロス街84番地 [DVD]
Happinet(SB)(D) 2015-10-02

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去年の暮れに『84, Charing Cross Road』について調べていたら映画化もされていることを知り、
こんな地味な作品はレンタルショップには置いていないよなあと思いながらも行ってみたら
ありました。(さすがTSUTAYA!)

全編手紙のやり取りだけのこの本をどうやって映画にするのか興味あったのですが、
原作のイメージを損なうこと無く、多少の脚色はあるものの台詞などもかなり忠実に
作られているのには感心させられました。
特に本を読んだだけではなかなかイメージ出来なかった当時の時代背景 -
例えば英国では食料が配給制だったことやエリザベス女王の戴冠式の様子、
チャーチル率いる保守党が選挙に勝利したこと、
一方の米国では当時無敵を誇ったブルックリン・ドジャーズがワールドシリーズでは
ニューヨーク・ヤンキースにはどうしても勝てなかったこと
- 等々が映像があることによってより理解しやすくなった気がします。

しかしなんと言ってもこの映画の見所はへレーン役のアン・バンクロフトと
フランク役のアンソニー・ホプキンスという超個性的な2人の俳優の共演でしょう。
思わず、おお!ミセス・ロビンソン vs. レクターだ!と思ってしまいましたよ。(笑)
正直最初はこの地味な作品でこの2人はアクが強すぎるんじゃないかなと思ったのですが
逆にもし無名の俳優さんだったらもっと地味な映画になってしまいそうで、
結果的にはこれが正解だったんでしょうね。

映画の前半ではお互いの生活の中で普通に手紙のやり取りをしているだけなのですが、
後半になると徐々に(カメラ目線で)直接相手に話しかけるような感じになっていき、
これは2人の間の親密度が増し、プラトニックな恋愛感情さえ生まれてきたことを暗示する
演出だと思うのですが、この辺は昔のヌーベルバーグ映画を観ているようでなかなか面白かったかな。
原作の中では実際に2人がそこまでの感情を持っていたかは分からなかったのですが、
私の英語力が足りないだけかもしれないので、いつかまた読み返して確かめてみようと思います。

傑作とまでは言えないものの、原作の良さと俳優さんの魅力で良質に仕上がった佳作。
まさにそんな映画でした。全ての本好きな方にオススメです。

Boxcar Children (DVD)

■こんなモノを観た

B00L0MICXE Boxcar Children [DVD] [Import]
Peace Arch Trinity 2014-08-19

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恥ずかしながらBoxcar Childrenがアニメ化されたというのは全く知らなかったのですが、
先日人生2年さんのブログでそれを知り、YouTubeの動画を最後まで見てしまいました。(^^ゞ
改めて調べてみるとこの作品は劇場版映画では無くTV用フィルムとして作られたもののようで、
今のところ日本語版は出ていないのが残念なのですが、たまたまアマゾンのマーケットプレースで
安価に出品されているのを見つけて、英語字幕を期待して購入してみました。
結局英語字幕は入っていなくてがっかりなのですが、英語自体は非常に易しいので、
原作を読んだ人ならほとんど理解できるのではないでしょうか。

正直アニメーションの出来はディズニー映画などと比べてしまうとかなりチープな印象で
3D描写もちょっと中途半端で全体の動きももっさり感がありますし、もしこれが日本のTVで
日本のアニメ会社が作ったものだったらたちまち炎上かもしれません。
でも逆にそれが素朴でほのぼのとした感じを出していて、この作品の雰囲気には良く合っていて
これはこれで有りのような気がします。個人的にはとても気に入っています。
オリジナルシーンも少々ありますが、ほぼ原作に忠実に作られていて、
この作品の良さが十分に引き出されている良作だと思います。

映像のチープ感とは対照的に声を当てているキャストは
マーチン・シーンがお祖父さんMr. Alden役だったりしてなかなか豪華です。
Jessie役の女の子が結構上手いなと思っていたら、何と映画『Ramona and Beezus』
(邦題:ラモーナのおきて)でRamonaをやっていたJoey Kingだったんですね。
順調に成長しているようでお父さんは嬉しいぞ。
(ちなみにBeezus役はセリーナ・ゴメスがやってます。)
Aldensを演じている4人の俳優さんは既に映画やTVで子役として活躍している人ばかりで
近い将来ブレークする可能性も十分で、名前を覚えておいても損はないですよ。きっと。

boxcar
右から Zachary Gordon:Henry , Joey King:Jessie , Mackenzie Foy:Violet , Jadon Sand:Benny

トレーラーも貼っておきますね。


The Giver (Blu-ray)

■こんなモノを観た

B00MU2P0HO The Giver
Anchor Bay 2014-11-25

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感想
Fiona可愛い~!
以上



・・・ダメ? ですよね。(^^ゞ
去年の夏に米国で公開されメリル・ストリープ、ジェフ・ブリッジスという大物俳優が出演し、
テイラー・スイフトの客寄せパンダ効果もあってそれなりに話題になった本作ですが、
どうも本国での評判はイマイチなようですね。
そのせいもあるのか日本での公開もまだ決まっていません。(されるんだろうか?)
1ヶ月くらい前にAmazon.comでKindle本を漁っていたらたまたまこのBDが目に付き
2014年の最後の本は『The Giver』にしようと決めていたので、
無性にこの映画が観たくなって思わずポチリ。(^^ゞ
送料(一番安い船便)も含めて3000円ほどだったので国内版を買うのとあまり変わりませんし、
配送も1ヶ月の予定が実際は2週間ほどで届きました。う~むこれは癖になりそう。
(もちろん日本語吹き替えも字幕も無いのでご注意を)

結論から言うとこれはは原作ファンがこうなったら良いなと思っていることを
実現してしまった映画ですね。
もちろん選択肢の1つとしての物語なのですが、
おそらく読者が原作を読みながら思い描くであろう様々な可能性のうちで
最も安心出来るストーリーを選んでまとめたという気がしてしかたありません。
原作の深みは求めるべくもありませんし、シナリオや演出で不満も多々ありますが、
ある意味原作ファンならとりあえず満足出来る作品と言えるのかもしれません。
逆に原作を全く知らない人にはどうなのかと考えるとちょっと厳しいかな。

この映画でなんと言っても輝いているのがFiona役のオデイア・ラッシュという女優さんで、
他のキャストが割と萎びた(失礼!)人が多い中でひときわ瑞々しさが際立っていました。
次の出演作が『Goosebumps』だそうで、そちらも楽しみです。

え?テイラー・スイフト?そんな人出てましたっけ?(笑)
正直期待していたんですが、登場するのは合計しても1分程度。
配役自体が元々陰の存在な上に外見も地味で、演技とかを語る以前の問題でした。
せめて”Release”の場面はやって欲しかったんだけどなあ。

結局のところ原作を知っている人には色々不満はあっても一応満足することが出来、
そうで無い人はFionaの可愛さを堪能できる、そんな映画でした。
(ちょっとmeanかな? でも私は気に入っていますよ。)

遅くなりましたが、皆様あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。


秘密の花園(DVD)

■こんなモノを観た

B003EVW5XM 秘密の花園 [DVD]
ワーナー・ホーム・ビデオ 2010-04-21

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『The Secret Garden』は今まで何度か映画化されているようですが、
家族の中に小さい子供がいるような家庭でなければ、
いいおじさんが率先して見に行くようなジャンルでは決して無く、
私も今回原作を読んでいなければ、たまたまアマゾンで安かったこのDVDを
気に留めることも無かったでしょう。(^^ゞ
そういう意味では多読のおかげで少しだけ世界が広がったことに感謝です。

この映画の製作総指揮はなんとフランシス・F・コッポラだそうで、
どの辺がコッポラなのか正直あまり良く分からなかったのですが、
多少の改変はあるものの原作を最大限に生かしたシナリオと
かなりイメージに近い配役とで、とても良く出来た映画だったと思います。
ちょっと不満なのはメアリー役のケイト・メイバリーという子役(当時)の娘は美人過ぎて
インド時代もヨークシャーで成長してからもあまり雰囲気が変わらないんですよね。
せめてインド時代はもう少し不細工にメイクにして欲しかったかな。(笑)
ただ彼女はそれを「眼」で表現しようとしていて、それが成功しているかどうかは微妙な
ところですが、この歳にしてはなかなかすばらしい演技力だと思いました。

おそらく原作を読んだ人のほとんどが思うであろうちょっとした不満、
後半からラストにかけてはコリンがメインになってメアリーの影が薄くなってしまうこと。
この映画ではあくまで彼女がメインヒロインとしてラストにちゃんと見せ場を用意していて
誰もが納得出来る演出になっているのが良いですね。

地味ではあるけれど何かの折に見かけたら手に取って貰いたい、そんな映画でした。