April Fools’ Fiasco (A to Z Mysteries Super Edition #9)

■英語読書の記録(655冊目)

B01GBAIYMI A to Z Mysteries Super Edition #9: April Fools’ Fiasco (A Stepping Stone Book(TM))
Ron Roy John Steven Gurney
Random House Books for Young Readers 2017-02-28

by G-Tools

Author : Ron Roy
Series : A to Z Mysteries Super Edition #9
Genre : Kids, Mystery
RL=3.4、単語数=13473、ページ数=146、☆4.0
[Kindle Edition]

Wallis Wallaceの新刊が発売されDink, Josh, Ruth Roseの3人は街の本屋Book Nookにやって来る。
しかし店主のMr. PaskeyからEllie’s Dinerが閉店すると言われて大慌てでEllieの店に行くが、
まんまとエイプリルフールに引っかかったことを知る。
JoshはMr. Paskeyに仕返ししようと彼の趣味のコイン収集をネタにシナリオを練るが、
なんと翌日Book Nookに泥棒が入りMr. Paskeyのコイン収蔵ボックスが盗まれてしまう。
3人は犯人を見つけ出すことが出来るのか・・・
・・・
『A to Z Mystery』の新刊はちょっと早いエイプリルフールのお話です。
相変わらずこの街の警察は西部劇の保安官くらいの能力しか無いのではと疑わずにはいられませんが、
泥棒が入ってショーケースが壊されているんだし、せめて鑑識くらいした方が良いんじゃ・・・
Wallis WallaceはDink達3人とは仲の良い友達なわけですから、
新刊はサイン入りで送ってくれるのでは?とか、
相変わらず大人目線で見てしまうとツッコミどころ満載ではあります。(^^ゞ

今回は第1巻に登場したミステリ作家Wallis Wallaceの名前や、
書店のBook NookやアイスクリームショップのEllie’s Dinerなど
レギュラーシリーズを知っている人なら懐かしい場所も沢山出てきて、
まるで最初の頃に戻ったようです。
その分あまり”Super”ではありませんが、本作のタイトルも”A”から始まりますし、
いっそシーズン2としてアルファベット順にもう一度やっていだだけないでしょうかね。

正直このくらいのレベルの児童書だともう面白い面白くないという以前の問題なのですが、
私にとっては思い入れのあるシリーズでもあり、読むのはもう義務みたいなものです。(笑)
作者のRon Royさんもそろそろ結構なお歳だと思うのですが、
これからもずっと長く続くことを願っています。

<関連リンク>
・INDEX – A to Z Mysteries Super Edition
・WEB SITE – welcome to Ron Roy.com


The Voyage of the Dawn Treader (The Chronicles of Narnia #5)

■英語読書の記録(652冊目)

B001I45UEI The Voyage of the Dawn Treader: The Chronicles of Narnia
C.S. Lewis Chris Van Allsburg
HarperCollins 2008-10-29

by G-Tools

Author : C. S. Lewis
Series : The Chronicles of Narnia #5
Genre : Kids Fantasy, Adventure
RL=6.8、単語数=53758、ページ数=292、☆3.5
[Kindle Edition]

LucyとEdmundは夏休みの間、 叔父のScrubb家に滞在することになった。
Scrubb一家は非常に都会的で進歩的な生活をしていたが、
いとこのEustaceは性格が悪くPevensiesの4兄妹とはそりが合わなかった。
ところがある日、Luscyの部屋の壁にかかった海を航海する船の絵の中に3人は吸い込まれ、
そのまま海に投げ出される。
そして絵の中と同じ帆船に救い上げられるが、そこで現ナルニア王Caspianに再会する。
Caspianはかつての王である叔父Mirazの命により、東の海に向けて旅立って戻ることのなかった、
亡き父の友人である7人の重臣を探す航海に出たところだった。
Lucy達3人はCaspian一行と共にナルニアの東の果てを目指す旅に同行することになる。
しかしそこには想像を絶する冒険が待ち構えていた・・・
・・・
「ナルニア国物語」の第5巻にして3冊目。
なのですが、う~む困ったなあ、なんかいまひとつ面白く感じない。
前の2作が悪い魔女の統治や王位を巡る争いで結構血なまぐさい話だったのに比べると
本作は純粋な冒険物語でしかもそのスケールはかなり大きなものです。
Lucy達は様々な場所を訪れ様々な人々に会い、驚くような経験を重ねていきます。
そして遂にはナルニアの東の果てAslanが住む土地まで辿り着くのです。

確かにストーリーはつまらなくはありませんし、Lewisさんの描く未知なる世界の描写は
このまま映像にしたらさぞ素晴らしいだろうなと思うこともしばしばです。
少し前の自分ならば面白くて仕方ないパターンなのですが、
それにもかかわらずいまひとつ乗れなかったのは、
こういった子供向けファンタジーに慣れすぎてしまったからなんでしょうか。(^^ゞ
もしかしたらあちこちに散りばめられたキリスト教的な説教臭さがちょっと鼻についたのかも。

少々気になったのがLucy達と再会したCaspianがやけに王様風を吹かせているところ。
そもそもCaspianは前王の正当な血筋を受け継いでいるというだけで、特別なカリスマ性が
有るわけでも無く、Pevensiesのおかげで王位に就けたと言っても過言ではありません。
(かなりハンサムではあるようですが。(^^;)まだまだ未熟だなあという感じです。
そんな彼が(魔力のせいとは言え)かつての王であるEdmundと一触即発の状態になったり、
最果ての地に残って冒険を続けると言い出して家臣にたしなめられると癇癪を起こしたり。
Aslanに叱られるのも仕方ないよね。

結局LucyとEdmundが三たびナルニアに呼ばれたのは、Caspian達の旅を助けるためだった
のでしょうが、それに巻き込まれたEustaceはお気の毒としか言いようがありません。
でもそれによってPevensiesが退場した後にも、ナルニアへの冒険に呼び戻されるような
純粋な子供の心を知ったのですから良かったね。・・・・良かったのかな?(笑)

<関連リンク>
・INDEX – The Chronicles of Narnia
・WEB SITE – The C.S. Lewis Society of California


Mary Anne’s Bad-Luck Mystery (The Baby-Sitters Club #17)

■英文多読に挑戦(649冊目)

B00A8582PM The Baby-Sitters Club #17: Mary Anne’s Bad-Luck Mystery
Ann M. Martin
Scholastic Inc. 2012-12-01

by G-Tools

Author : Ann M. Martin
Series : The Baby-Sitters Club #17
Genre : Kids, Fiction, Mystery
RL=4.5、単語数=24905、ページ数=95、☆4.0
[Kindle Edition]

Mary Anne宛に「不幸の手紙」が届いた。
彼女はそんな迷信は決して信じなかったのでそのチェーンメールを捨てる。
ところがその翌日は、朝はうっかり寝過ごし、白いスカートにオレンジジュースをこぼし、
食堂ではランチを床にぶちまけて皆の注目を集め、
挙げ句の果てには今まで決してしたことの無いベビーシットの予定を忘れて遅刻をし、
彼女にとって最悪の1日となってしまった。
そしてその不幸は彼女だけには留まらずクラブの他のメンバー達やシット先の子供達にも
(NYのStacyにさえも)広がっていった。
さらに追い打ちをかけるようにMary Anneのメールボックスに
「ハロウィンがやって来て悪いことが起きるのでこの bad -luck charm を身に付けろ」
と言うメモと共にネックレスのようなものが届けられた。
いったい誰が手紙やネックレスを送り付けたのか? 何故Mary Anneなのか?
そしてメンバー達はこの不幸を断ち切ることが出来るのか・・・
・・・
久しぶりのMary Anne当番回ですが、今回はちょっとしたミステリ仕立てです。
私の子供の頃もチェーンメールが流行っていて、
知り合い20人に同じ内容のハガキを送らないと不幸になるというスタンダードなものや、
リストの上位5人に絵はがきを送りなさいとか色々ありましたよね。
私もそういうものは全て破棄していたのですが、もし素直に出していたら
今頃はスラスラと洋書を読めるような人生を送っていたんでしょうか。(絶対ナイ)

Baby-Sitters Clubのメンバー達はシッターの仕事をしている時は皆責任感に満ちて
大人っぽく感じるのですが、こういうプライベートなお話になるととたんに
ああ子供だなあと実感してしまいます。
まあ考えてみたら年長組でも13歳ですしジュニアメンバーは11歳なので
当然と言えば当然なんですが、Mary Anneがメールを捨てると宣言した時の
MalloryとJessiの反応は前巻を思い出すとちょっと対照的過ぎるかなと。
ラストに向けてはなるほどと納得出来る展開ではありますが、
Charlieの言った”You girls are crazy.”がそのまま私の感想かな。(笑)

毎回最初の1章を費やしてメンバーの紹介をするのはそろそろ止めても良いんじゃないかなあ・・・

ここまでの合計。649冊、単語数=10062745

<関連リンク>
・INDEX – The Baby-Sitters Club
・WEB SITE – The Baby-sitter’s Club by Ann M. Martin | Scholastic


Furthermore

■英文多読に挑戦(646冊目)

B0191X35D0 Furthermore
Tahereh Mafi
Dutton Books for Young Readers 2016-08-30

by G-Tools

Author : Tahereh Mafi
Series :
Genre : Kids, Fantasy, Adventure
RL=6.0、単語数=74296、ページ数=416、☆4.0
[Kindle Edition] [オーディオブックと併せて聴き読み]

12歳のAlice Alexis Queensmeadowが生まれ育ったFerenwoodは色彩と魔法に満ちた街で、
人々は皆自分の魔法と色を持っていた。
しかしAliceの髪や肌は生まれつき真っ白で瞳の色も薄く、彼女はこの街では特異な存在で
そのために孤立していた。
彼女の父親は高い魔法力の持ち主だったが3年前に家を出たまま行方不明になっていて、
彼は伝説の地Furthermoreに行ったとのだと噂されていた。
Aliceにとって父親は彼女の唯一の理解者であり、必ず彼を探し出すと心に誓っていた。
Ferenwoodの子供は12歳になるとSurrenderという競技会で自分の魔法力を披露し、
その評価によって街の長老から任務 (Task) を与えられるのが決まりとなっていた。
AliceはSurrenderで優勝してFurthermoreに父親を探しに行く任務を得るつもりだった。
ところが彼女より1つ年上の少年Oliverから、自分はお父さんのいる場所を知っているので
一緒に探しに行こうと誘われる。
Oliverはかつて彼女を(色が無いことから)醜いと悪口を言っていた1人で、
Alliceは彼のことが大嫌いだったのでそれを拒否する。
しかしAliceはSurrenderで最低ランクよりさらに低い評価を得てしまい、
大きなショックを受ける。
もはや他に選択肢の無い彼女は、Oliverを信じられないままFurthermoreへの冒険に旅立つ・・・
・・・
Shatter Me』シリーズの作者 Tahereh Mafi の最新作は前作とはがらりと雰囲気が変わった
ファンタジーでした。
一応児童書と言って良いと思いますが、ターゲットはもう少し上の年齢という感じかな。
その名前の通り『不思議の国のアリス』を彷彿とさせる部分もありますが、
むしろ過去の色々なファンタジーに少しずつ影響されているという感じですね。

Furthermoreは魔法と冒険の国と思いきや外の世界の人にとっては想像以上に厳しい場所でした。
そこには68の街があってそれぞれが独自のルールを持ち、
それに違反した場合は殺され食べられてしまうかもしれません。
人々は自分の魔法力を上げるために魔法をもつ外部の人を食べることが当然という
恐ろしい場所なのでした。
そんな場所をAliceとOliverはお互いに信頼出来ないまま、
さらには互いに秘密を抱えたままに父親を探し出すことが出来るのか、
というのが本作の最大の読み処でしょうか。

読み始めた当初はハラハラドキドキの冒険物語なのかと思ったのですが、
どちらかと言うとAliceの自分探しの物語という側面が強くて精神的な要素も多く、
個人的には最初から最後まであまり乗れなかったなというのが正直なところ。
児童書には定番の勇気と機知によって難局を切り開いていくという爽快感はあまり無く
最終的にはAliceの隠された能力で解決してしまうのも少々物足りない気がしました。
しかしながら物語自体は決してつまらなくは無く、色をテーマとした斬新なアイデアも
この作家さんの可能性を予感させ、この先も大いに期待して良いのではないでしょうか。
(もし資格があるなら)ニューベリーの候補として当然上がってくると思いますし、
私が知る限り今年は児童書の有力作品があまり無いので金賞も夢ではないかもしれません。

それにしてもAliceは自分が履いているロングスカートがうっとうしくて、
すぐにたくし上げたり脱いだりしたがるのはどうかと思うけど。
それを何度も目撃しているOliverはちょっと役得ですが。(笑)

ここまでの合計。646冊、単語数=9913687

<関連リンク>
・INDEX – Tahereh Mafi
・WEB SITE – Tahereh Mafi


Jessi’s Secret Language (The Baby-Sitters Club #16)

■英文多読に挑戦(642冊目)

B00A858OHI The Baby-Sitters Club #16: Jessi’s Secret Language
Ann M. Martin
Scholastic Inc. 2012-12-01

by G-Tools

Author : Ann M. Martin
Series : The Baby-Sitters Club #16
Genre : Kids, Fiction, Drama
RL=4.5、単語数=26489、ページ数=98、☆4.5
[Kindle Edition]

Jessiの所属するバレエ学校でコッペリアの公演を行うことになり、
彼女はトライアウトを受けてスワニルダの役を射止める。
しかし彼女が黒人であり最年少の新参者であることに対して陰口をたたく者もいた。
一方Baby-Sitters Clubに新たな顧客からの依頼があり、
その家族 Braddock家の長男Mattは聴覚障害者で手話でしか会話することが出来なかった。
他のメンバーのスケジュールが合わなかったこともあってJessiがシッターを引き受け、
彼女は手話の勉強もすることになる。
Mattと彼の妹Halayとの交流が深まるにつれて彼女は障害を持つ者と
それを取り巻く人たちの様々な思いを知る・・・
・・・
今回は初めてのJessiメインエピソードで、今まではあまり目立たなかった彼女の
面目躍如といったところでしょうか。
メンバー達が住むStoneybrookの街には黒人は少なく、彼女の家族は周りから
奇異の(時には悪意を持った)目で見られることが多く疎外感を感じていました。
Baby-Sitters Clubに加わったのもそれを打破したいという気持ちが強かったのです。
一方Mattは聴覚障害者で一般の人たちとはコミュニケーションをとることが出来ず、
彼の世界は家族とろう学校の友人達のごく限られたものでしかありませんでした。
今回はそういったマイノリティの問題が大きなテーマとなっています。

このシリーズの魅力はそういったネガティブ要素をポジティブに変えてしまうところなのですが、
Jessiは自分が覚えた手話を他の子供達にSecret Languageと言って興味を持たせ、
それがどんどん周りに広まって行く様子にはつい顔がほころんでしまいます。
本作は今までのシリーズの中でもベストエピソードの1つと言ってもよく、
バレエの公演とMattとの交流が結びついて、
ラストは思いもよらぬ感動的なドラマになっていきます。

ベストエピソードなのに何で星5コじゃないんだと言われそうですが、
今回に限ってはJessiがあまりにデキスギくんなうえに物語もあまりにとんとん拍子に進むので
面白さという面ではいまひとつ物足りない感じで、
やっぱり完璧な物語を作るというのは難しいものですね。

ここまでの合計。642冊、単語数=9609013

<関連リンク>
・INDEX – The Baby-Sitters Club
・WEB SITE – The Baby-sitter’s Club by Ann M. Martin | Scholastic